2008.07.28 Monday
我が愛する アイドル 2
少女は学校が終わると、電車を乗り継ぎ、一時間半かけて、中野坂上のレッスン場に、走りこんでくる。
「おはようございます」
「今日は少し遅れました、すみません」
「いや、遠くから毎日ここまで通うのは大変だな」
「そんなこと無いです、楽しいから」
「本当かいな」
「本当ですよ、すごく楽しいです。今日は何を歌いましょうか、すぐ、ジャージに着替えます。待ってて下さいね」
少女の名は秋山さやか。
背が高くボーイッシュ。
瞳がキラキラしてる。
「歌は好きです。でもうまく歌えない。高い声も出ないし。私オンチでしょ」
ある日。
坂上の交差点で、信号を待った。
目の前に女の後姿がある。
センスのいい服を着ている。
足が長い。
「スタイルが良くてなんか元気そうな子だなー」
そう思った。
あやかだった。
趣味は何かと聞いたら「散歩です」と答えた。
「色んな店見て回って時々買い物するの好き」
「それならショッピングって言えよ」
「そうそう、ショッピング」
ククククと少女は笑った。
「おはようございます」
「今日は少し遅れました、すみません」
「いや、遠くから毎日ここまで通うのは大変だな」
「そんなこと無いです、楽しいから」
「本当かいな」
「本当ですよ、すごく楽しいです。今日は何を歌いましょうか、すぐ、ジャージに着替えます。待ってて下さいね」
少女の名は秋山さやか。
背が高くボーイッシュ。
瞳がキラキラしてる。
「歌は好きです。でもうまく歌えない。高い声も出ないし。私オンチでしょ」
ある日。
坂上の交差点で、信号を待った。
目の前に女の後姿がある。
センスのいい服を着ている。
足が長い。
「スタイルが良くてなんか元気そうな子だなー」
そう思った。
あやかだった。
趣味は何かと聞いたら「散歩です」と答えた。
「色んな店見て回って時々買い物するの好き」
「それならショッピングって言えよ」
「そうそう、ショッピング」
ククククと少女は笑った。