2017.12.23 Saturday
血脈に泣く
12月23日 小雨 起床8時
朝食 8番生ラーメン・醤油スープ
ご飯
りんご入りヨーグルト
青汁
このあたりから、だいたい毎晩飲むことになる。
もう、ダイエットがどうの云ってられない。
「礼儀と礼節」は、欠いてはいけない。
それに、めちゃくちゃモチが喰いたい。
すでに、豆餅と白餅は隠してある。
どうせ正月にはお雑煮を喰うんだから、喰っても
構わないんじゃないの。
金沢・大和でセーターを買った。
ウルトラ・ファインメリノの、黒のハイネック。
定価1万4千円。
同じようなのはきっと、ユニクロにあるだろうが、
小さいに決まっている。買ったのは3L。
ほんと、デブは損だ。
昨日。美の壺の再放送を観た。
テーマは、各地の「お雑煮」についてだった。
或る山里に残る「お雑煮」を紹介した。
おばあさんが、網ガネで焼いた餅を、素手でつまみ、
ひっくり返した場面で、泣いてしまった。
百姓の指だった。僕は母方の祖母を思い出した。
しわくちゃになった、土色の指と、しわくちゃな顔を
思い出して、泣いた。
子供の頃、僕は「あの指」を汚いと思った。
祖母の触ったものは、すべて汚いと思った。
祖父は病気がちで臥せっていた。
祖母は、9人の子供を百姓をして育てた。
男に負けず、米一俵を担いだ。
懐かしさなどではなく、悔しかった。
ほんと、悔しい。
祖母の苦労を思うと、悔しくてたまらない。
あの百姓の指が母を生み僕を育てた。
忘れるな!
恩を忘れるな!
その日。
祖母は玄関を履き、畑に行こうとして倒れた。
そして、偶然訪れていた母の姉に抱かれ、膝の上で、
「南無阿弥陀仏」を唱え、手を合わせ、あの世に行
った。
加賀前田藩の下級武士の子孫として、静かに逝った。