4月5日 晴れ 起床6時半
朝食 玄米パンのトースト
中華肉団子
グラノーラ
りんご・ヨーグルト
青汁
未練たらしく自転車で芦城公園へ。
さすがに昨日の雨と風で桜は散っていた。
自転車道路も、公園の歩道も、どこもかしこも
真っ白。
白い絨毯を敷いたみたい。
「なんか、雪景色に見えるわ」
背中に寒気が走った。
昨晩は「6月2日ライブ」のミーティング。
主要スタッフが集まった。
最初は、「グレートフル・デッドを広める会」的様相
だったが、「もっと小松式と云うか、和ものにしよう」
僕の意見が通り、一瞬にして全員アホ丸出しの集まりと
化した。
さすが小松や!
T君「タイトルはずばり、ザ・ライブでどう?」
僕「うーーーん。カモリくわっそ!は、どうやろ」
T君「うーーーん」
僕「みんなもうすぐデッドやぞ!で、どうや!」
一同笑う。
話はアホ方向に進み、間もなく決定した。
ー「ザ・ライブ やーらんねぇけー」ー
これで行くことになった。ヨロシクです。
僕は「みんなでメンタンピンを歌う会」にしようと
企んでいる。
今日も小松の街は ヤーランネェケー(かけ声)
朝からうすぐもり ヤーランネェケー
「オモシいな、沖縄民謡みたいや」
「なんでも後ろにヤーランネェケーつければええ」
「九谷焼!」「ヤーランネェケー!」
「小松うどん!」「ヤーランネェケー!」
「ウフフフ、オモシオモシ」
ミーティングは終了。
テレビは「オフィス北野」問題で、てんやわんや。
マスコミ各社は「たけしは偉大なり!」を信じ込んでる
から余計にややこしい。
「才能の塊たけし」
「笑いの天才たけし」
「軍団を守るたけし」
「面倒見のいいたけし」
「心の優しいたけし」
「偉大な映画監督のたけし」
「フランスの勲章もらったたけし」
「爆笑の太田が憧れるたけし」
なんとも嘘くせーなー。
まあ、色んな「たけし君」がいる。
でも、現在のたけし君は残念ながら、カツゼツが定まら
ない大御所、以外の何ものでもない。
そのことを本人はきっと自覚している。
70を越して、現役でいるのは相当につらいはずだ。
そして女。思うに彼は離婚を望んでいるのでは。
彼は金が必要になった。
そこで世間の目を欺くために、彼は軍団を使った。
(うーーん、ミステリ調になってきましたで)
一緒に写真出版社を襲撃した軍団の面倒より、自分の
老後を考え始めたとしても無理はない。
「去年はいつもより忙しく働いたのに」
なのに会社が赤字と云えば、森とか云う怪しげな男に
世間の目は集まる。
答えは実は彼の問いにあった。
「去年はいつにまして俺は忙しく働いた」
この中に答えがある。
なぜビート・たけしは、そんなに忙しく働いたのか?
1・軍団を喰わすため?
2・事務所を儲けさすため?
3・金が欲しいから?
そう、答えは3の「金が欲しいから」だ。
自身の収入を、もう他人の為に使いたくない。
年取った男はそう考えた。
彼の事務所からは、彼を超えるタレントはひとりも
現れなかった。
たけしは思った。
俺は事務所と云う投資に失敗した。
もうこりごりだ。
こうなったら事務所は俺一人で良いと。
7対3を、7・5対2・5に変え、それでも納得出来
ず、9対1にした。
今現在、ビート・たけしの懐はいっさい痛んでいない。
自分の収入はいっさい減っていない。
なのに事務所を出た。
軍団と怪しげな男を利用し、世間をごまかしにかかっ
た。彼は、身も心も温めてくれる女を手放せなくなっ
ていた。
感情をコントロール出来ない。
ケチで目立ちたがり屋の性分を抑えきれない。
そう、誰だってケチですよ。
ビート・たけしは良い人になろうと努めた。
師匠の深見せんじゅうろうにならった。
いや、浅草のルールを守ったんだろう。
僕はいわゆる良いひとを信じない。
そんなもの信じるから戦争に負ける。
ビート・たけしが正論ぶってはシャレにならない。
フーテンの寅はセコイ。
嫌んなるくらい心が狭くてセコイ。
でも、そうだから奇跡を起こす。
つじつまの合った奴に奇跡は起きない。
たけし君はまともになった。
面白くも何ともない。
そもそもそうだったのかな。
今となっては、どうでもいいけどね。