5月2日 曇り 起床7時
朝食 焼き野菜
(プチトマト・キャベツ・ピーマン
・ナス)
イワシの生姜煮
ご飯
りんご・ヨーグルト
青汁
昨日は自転車で街中を走り回った。
午後1時半。
マッツにK君が迎えに来て車で出掛けた。
地元のケーブルテレビ局で「やーらんねえけー」の
宣伝用映像を撮った。
マッツに帰り色々と雑用。
スタッフのN女史と話しまくる。
午後5時。
「えびすや」に向かう。
さすがにカウンターは常連のみ。
「今夜は喰うぞ!」
意気込んで料理を注文した。
刺身盛り合わせ
ハタハタの焼き魚
おでん
(厚揚げ・しいたけ・いとこん)
Hさんが持ち込んだワサビ菜の
おひたし
酒は芋焼酎お湯割りから日本酒(宗玄)へ
ちはるちゃんは前にも増してきれいだ。
「もの凄い美人やな」
「またええ加減なこと云うて」
完全なセクハラ。でも云わずにいられない。
午後7時40分。
自転車を押して「月光亭」へ。
子供の頃近所だったS君と出会う。
S君は僕より2才年下。彼の父親は事業をしていたが、
45歳で他界した。S君は父親の仕事を引き継いだ。
その頃は、若死にが珍しくなかった。
同じく近所のTさんは、町内の会合で酒を飲み、「寒い
寒い」と云って帰宅し、コタツに入ったまま亡くなった。
Tさんも40代。
Tさんは映画俳優並みに美男子だった。
長男も長女も、長身で美形だったと思う。
午後12時。
タクシーで帰宅。
僕は自転車を路上に放置したまま家に帰った。
「すまんな自転車よ、お前を忘れたわ」
本日午前9時半。
アルコールまじりの息を吐きながら、「月光亭」まで歩
きに歩いた。
自転車は元の場所にあった。
K君は車を運転しながら云った。
彼は東京からのUターン組。
「今頃って、小松はけっこうさわやかですね」
「そうやな、さわやかやな」
「東京より気候は良いかもなー」
「うん、いいかもしれんなー」
僕は川崎競馬場を思い浮かべた。
JR川崎駅から競馬場に続く、旧東海道を思った。
生活感も情緒も、何もない場所。
あの、殺風景な通りを。
あの通りを歩くことはもうないだろう。
きっと。
車の中でそう思った。
「冬を抜かせば、なかなかいい場所だよ、ここは」
「冬を抜かせば、ですね」
K君と僕は「ウフフフ」と、笑った。