9月6日 晴れ 起床3時半
朝食 卵巻き
胸肉のソテー
玉ねぎ焼き
ご飯
きゅうりのキュウチャン
青汁
ぶどう
「午前3時8分に北海道で大地震発生!」
枕もとのトランジスタ・ラジオが叫んだ。
台風21号が去ってまだ日が経たない。
冗談やめろや!
こんなんやってられん。
バッド・バッド・ニュースばっかりや。
俺ら日本人は知らん間に、神仏を踏みつけてんのかな?
バッド・バッドはニュースやなくて、ウイスキーやろ
が!
夏風邪をひいて2日間寝込んだ。
保冷材で頭冷やして寝たら熱は少し引いた。
クーラーかければ寒いし、消せば暑いし。
長袖に長ズボンでないと寒気するし。
布団掛ければ暑いし、タオルケットじゃ寒いし。
面倒くせー!
かと云って食欲は落ちない。
朝はシャワー浴びるし。
声は出なくなったりかすれたり。
でも今日は、かなり楽だ。
10年以上寝かしてる曲がある。
出だしのAメロは良いが、続くBメロが面白くない。
昔の映画音楽みたいでピンと来ない。
Bメロが出来ないので、サビはまだ考えたこともない。
でも、Aメロが良いので寝かして来た。
歌詞はまだない。
でも、各メロディには物語が必要だ。
Aメロが、秋の夜更けのつぶやきから始まるなら、Bメロ
は海岸の岩に座り、緋色に染まりながら夕暮れを見つめ
る女の、頬を伝う涙の訳を、匂わせる何かがいる。
そうなるとサビは、そんな思いを静かに抑えるメロか、
思いを跡形もなく消してゆくメロが欲しい。
要は、これから進行する物語をどこへ持ってゆくかの決
断がまだ出来ていない。
「つぶやき」は女の口から出て来る。
よって、この歌は女の人に歌ってもらう。
そして、物語が複雑なら、より太い声がいる。
先のない恋の歌なら、男っぽい女の歌い手が合う。
10年以上そんなことを考え、消し、考えてきた。
こう云う場合、僕は気が長い。
苦し紛れの曲の完成は、悔やんでも悔やみきれない。
それは嫌だ。曲は完成するときには完成する。
女に、ロクでも無い男を語らせたい。
結局、女は色んな男を知った。が、知れば知るほどあの
アホな男の、アホさゆえの底なしの「純真」以上のもの
には出会えなかった。
それを女に語らせたいが、どうだろう。
ーいい男も、悪い男も、この世にはいない。
アホな男がいるだけー
これが僕の結論。
夏風邪男の結論です。
女は男には勝てません!