9月16日 曇り 起床7時
朝食 玉子巻き
餃子
りんご
青汁
本日午前10時。
小松駅前広場。
「今日は天候に恵まれました!
私たちは福井から来た○○です!
今日は精いっぱい楽しみましょう!」
北陸アイドルフェスティバル二日目は、
福井から来たアイドルの元気な声で幕を
開けた。
「元気あって、にぎやかでエエわ!」
うどん屋のおばちゃんが云う。
アイドルファン達はのっけから乗りまくり。
最後までもつんかな?
僕は最近よくイーグルスを聴く。
若い頃は全く興味がなかったが、歳を取るにつれて
何故か彼らの音楽に魅かれだした。
イーグルスは明るそうで暗く、暗そうで明るい。
若い頃から他を圧するテクニックを誇った。
そのギター・ワーク、そのコーラス・ワーク。
すべてが完成されていた。
まあ、だからこそ興味なかったのだが。
数年前、彼らの新作を買った。
僕はイーグルスは「ロング・ラン」しか持ってない。
妻はアルバム「デスペラード」が大好きだったけど。
この新作がえらい暗かった。
西洋文明を根こそぎ否定し、アメリカをクソミソにこき
下ろした歌が多かった。
そのあたりがへそ曲がりの僕にはピッタリ合った。
僕はイーグルスを見直した。
「これはけっこうしんどいバンドやないかい」
何かがドウキした。
イーグルスの歌は独特に冷たい。
さらっと涼しいと云ったら近いか。
客に向かっているようで向かっていない。
歌詞は映画のナレーションみたいだ。
グレン・フライがいなくなって、黒人音楽至上主義者
のワンマンバンドになったが、まあ、悪くない。
満ちたりないアメリカ
間違えてしまったアメリカ
文明のゴミに埋もれたアメリカ
これらはイーグルスのテーマだ。
満ち足りないニッポン
間違えたニッポン
文明のゴミまみれのニッポン
これらは日本のロックのテーマだ。
イーグルスから学ぶことは一杯ある。
まずは「デスペラード」に変わる曲を作らんと。
弱っちいままではアカン。
強いならず者で行かんと。