10月20日 曇り 起床6時
朝食 じゃがいもの味噌汁
ソーセイジ&目玉焼き
きゅうりのきゅうちゃん
ご飯
りんご
青汁
少しづつ涼しくなって来た。
それにつれて食欲が増し、気が付けば一日4食。
腹は再びせり出し、妊娠8か月状態となった。
体は冬に向けて必死に脂肪を蓄えようする。
「十分蓄えられとるから、タメ込まんでええぞ」
その声は決して脳に届かない。
ウヒヒヒ。
昨日も無料バスで福井競輪場へ。
天気がいいと、ほんと気持ち良い。
なんせ、豪華な旅行用バスやからね。
ゆったりして、人は少ないし。
肝心の競輪は完敗。
狙いどころはバッチリだったが、買い方をミスった。
こんな日もある。
荒れまくったので、帰りのバスの中はけっこう静か
だったが、石川県に入り、福井の客がいなくなると
俄然、お年寄りたちは話し出した。
橋立の元漁師の話。
「わしらの若い頃はよう遊んだけどな」
「女郎屋か」
「そうや、小松の清水町にも行ったぞ」
「魚の入ったトロ箱ふたつ持っていけばヤレた」
「ほう、そうか」
「昭和30年ごろの職工の初任給は5千円ぐらいや、
ほんで、女郎買うと300円で、泊まりは500円や」
「煙草が一箱3円の頃やな」
「そうや、わしは若かったから遊びとてな、マグロ船の
給料高いってきいて、マグロ船に乗ったんや」
「ええときは月に13万もろたな、200万で立派な家
が建ったからな、そこらじゅうで女郎買うたわ、バク
チもしたしな」
小柄だけどガッチリした年寄りの話に、みな聞き入った。
競馬場へのバスの中でこんな話は聞いたことがない。
やはり、競輪やる男は威勢がいい。
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良い人ばかりの国は発展しない。
「良いひと」は何もしない。
「良いひと」は、実は監獄に入ってることに気付かない。
慶応のヤサ男はいたぶった女を蹴り捨てた。
「ヤリタイ」は昔も今も同じ。
「ヤリタクナイ男」はオカマだ。
フーテンの寅は母親に捨てられた。
「だから寅は女に自分の意思を云えられないんです」
山田監督はいった。
以上は僕ではなく、僕が聞いたり見たりしたものだ。
「実は監獄に入っている」はデスペラードの歌の中に
あった。
「常識的に生きるのはやめろ!」
主人公は云う。その通りだ。
兵隊時、毎日、上官にベルトのバックルで殴られ、戦場に
置きざれにされ、それでも生き残った男の言葉を贈る。
ー今の人間に無いのは、集中力だ!−
この言葉に何も加えることはない。
年寄りの云うことは黙って聴く。
きっと、役に立つ。