8月7日 晴れ 起床6時
昼食 アジフライ
トマトサラダ
宇都宮ギョウザ
味噌汁
御飯
アイスクリーム
「えびすや」で鱈腹喰って飲んで「月光亭」へ。
何やかんや話してたらママが、「忠平さんは服買い過ぎ
やわ!」と云いだした。
「あんたも服よう買うやろが!」
切り返したが、「カッコつけの忠平!」のイメージが残っ
てしまった。どうしてくれるんや!
何を買おうが、何をいくつ買おうが、俺の自由や!
「釣り竿買い過ぎ!」「エレキ・ギター買い過ぎ!」
「競輪しすぎ!」「酒飲み過ぎ!」
日本を窮屈にしているのは、女たちのひと言だ。
女ってそんなに偉いの?
アホらしや!
カウンターの若い男はしきりに云う。
呪われたように。因みに彼はバツイチ。
「やっぱ、男が悪いんですよ、僕は反省してます」
「ナニ!」
「女の大変さ分かってやれなかったんです」
「ナニ!」
「離婚して当然です。僕は最低だった」
「女は偉大だし、正しいですよ!」
「あのな、お前な」
「女の掌の上で男は踊っていれば良いんですよ」
「あのな!」
真面目そうな男だった。
でも、全ての男がこうなったら日本は終わりじゃな
いの。
「危ない所には行くな!」「軍備は持つな!」
「卑怯者でも何でも戦地に行くな!」
「徴兵を云うものは気がふれている」
「安全な場所にいろ!」
「公務員か銀行員に成れ!」
「憲法9条は世界の宝!」
これすべて僕は虫唾が走る。
以上のことを女が云うのはまだしも、男が云いだした
らアカンでしょうが。
でもね、女はどんな時代でも同じこと云うのよ。
それを云わせないのが男の務め。
「あなた、今日も競輪ですか、頑張ってくださいね」
嫁さんにこう云わせる男は偉い!
世の中に一人もいないと思うけど。
「昨日も行ったのに、今夜も月光亭ですか、どうぞ英
気を養って、お仕事頑張ってね、私待ってます」
これ云う嫁さんいないわなー、アホっぽいもんなー。
だからまあ、女の云うことはほどほどに聞いとけばい
いんじゃないの。
− 母親に逆らうか否か −
母親が望むのはセーフティ・ゾーン。
でもこれに従うと、一生涯母親の云うことを聞くしか
なくなる。母親の云うことは聞かないに限る。いや、
女の云う事は、に置き換えても良い。
女は「正しい方」に必ずにじり寄る。
女はそんな生き物だ。
そうでなければ子供を育てられない。
男は違う。
男は「正しい方」を、そもそも疑う。
疑って疑って車券を買う訳で、ウヒヒヒ。
男は疑う能力を、競馬場や競輪場や飲み屋で、日々
鍛えに鍛えている。
まあ、男は因果なもんだ。
でもそれが男の本質と云うか、本筋だから仕方ない。
そこを、昔の女は分かっていた。
そもそも男は根無し草で、底の底まで落ちて行くと知っ
ていた。
男は馬鹿で、お調子者で、哲学者だ。
男を知りもしないで、「正しいモノの見方」で判断する
のは、女のおごりだと思うなー。
女に嫌われることばかり云ってる。
だから、アホなんです。
炎天に照らされる前から、アホでーーーーーす。